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社団法人 日本植物防疫協会

 Dr.タカギの昆虫知識  −昆虫と天敵の動画−  

No.032
オンシツコナジラミ
(Trialeurodes vaporariorum )
 昆虫が蛹から羽化し、成虫になるまでの数十分間の変化はすばらしいもので、セミやアゲハの映像を一度見た人は忘れられないものである。
 動物の毛繕いや、昆虫のクリーニングなど習性と呼ばれる行動はそれなりの生理的な役割があるが、人類のお化粧に当るものは動物にはないものと思っていた。ところがコナジラミ類は蛹から羽化した時点では翅が透明であるが、オンシツコナジラミは羽化後腹部の分泌腺から硬質ワックスを分泌し、それを前・中脚の脛節にある刺毛でかき取り、いったん前翅の付け根にためる。その後、翅表面にワックスを塗りつけてゆく、さらに前脚で顔面、口吻などにもワックスを塗る。2〜3時間後には全身白色ワックスで化粧した成虫が完成する。



 

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