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社団法人 日本植物防疫協会

 Dr.タカギの昆虫知識  −昆虫と天敵の動画−  

No.031
サビタマバエ
(Mycodiplosis sp)
 この属のタマバエは幼虫時代に、主としてPuccinia属などサビ病菌の菌糸や胞子を餌にしていることが知られている。これらのタマバエが病害の防除に役立っているとは考えられず、幼虫による胞子の分散は無視できる程度と考えられる。
 我が国では湯川・田中氏(1976)らによってその存在と生態が確認されている。このようなタマバエ類は全世界で50種以上知られているが、形態的には区別が困難で、分類学上も混乱している。日本ではコムギ、ネギ、ナンキンマメ、トールフェスク、イタリアンライグラス等のサビ病菌の近辺から採集された記録がある。また野生植物のクズ・ヘクソカズラなどのサビ菌上にも多数発生する。
 成虫の性比はほぼ1:1である。成虫の産卵はサビ病の発病部位の近辺に2−5個行われる。発育は年数世代と思われるが日本での確実な飼育記録はない。



 

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