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社団法人 日本植物防疫協会

 Dr.タカギの昆虫知識  −昆虫と天敵の動画−  

No.021
マルハラコバチ
(Perilampus.sp)
 昆虫が体表に付着するゴミや菌の胞子を取り除くために、絶えず体表をクリーニングすることは良く知られている。代表的なものがイエバエなどで、俳句にも読まれているほどである。
 昆虫寄生性の蜂類もクリーニングにかけて他の昆虫に劣らず熱心である。クリーニングの範囲も翅、脚、頭部等あらゆる部分に及び、脚の刺毛の大部分は他の体表の細かい溝や毛を清掃するのにぴったり合致するようになっている。
 ここに出場するマルハラコバチはチュウゴクオナガコバチの2次寄生蜂だが、後脚で”ウルトラC”の演技を見せてくれる。クリーニングを怠れば昆虫寄生菌の胞子が付着し致命傷となるのである。よく寄生菌の犠牲になるカイガラムシ類、ケムシ類はクリーニングが出来ない。しかし、ハエやヨコバイなどクリーニングに熱心な昆虫も寄生菌に犯されたものをよく見かける。疫病菌のように粘着力の強い胞子にはかなわないようである。水生昆虫のミズカマキリなどもクリーニング上手であることは一寸観察すればすぐにわかる。 



 

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