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社団法人 日本植物防疫協会

 Dr.タカギの昆虫知識  −昆虫と天敵の動画−  

No.009
クリチビツヤコガ
(Heliozela castaneella)
 この蛾の幼虫は驚くべき生活を送る。
 クリ・ナラなどの若葉の先端に産み付けられた卵がふ化し、ただちに主脈のなかにもぐりこみ。髄を餌にし、後方に糞を残しながら直進する。葉の中間点よりやや前で成長を完了し、葉肉中に潜り込む。その後やや幅の広い線状マインをループ状に形成する。最終地点では長楕円形に葉肉の周辺をかみ切る。その後葉の表と裏の皮を吐糸で紡ぐ。その間に葉から落下して地表面に到達する。 このようにして作ったケースの先端の一部は開いていて、幼虫が頭から胸までを外部に伸ばして蓑虫のように歩行する。ケースを安全な場所まで移動すると開口部から糸を出して外部に固着する。その後、このケースの中で蛹となり羽化するが、羽化は翌春なので未だに観察はしていない。 



 

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