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社団法人 日本植物防疫協会

 Dr.タカギの昆虫知識  −昆虫と天敵の動画−  

No.001
ダイズサヤタマバエ
(Asphondylia yushimai)
  本種はダイズの子実や花に産卵し、子実・胚を食害する。
  越冬やダイズ以外の寄主については不明な点が多かったが、ねばり強い湯川博士の調査によって2003年にようやくこのタマバエの越冬寄主がわかった。実に20年以上の年月が費やされたが最新の遺伝子解析法が解決をもたらした。
  成虫は産卵するときに持っている共生菌である糸状菌を同時に注入する。菌はダイズの子実内壁に繁殖して白いマット状になる。ある程度成長した幼虫はこの糸状菌を餌として成長するのである。そのため産卵管は太く、産卵にも時間がかかるが、菌をどのようにして移植するのか詳細はわかっていない。
  この珍しいタマバエには多くの寄生蜂が攻撃を仕掛ける。これらの寄生蜂は寄主探索に当たり、共生菌の存在を目標にしているのではないだろうか。



 


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