クサカゲロウの卵に寄生するキイロタマゴバチ

 捕食性天敵を代表するクサカゲロウは、幼虫に限らず卵の時期にも多くの天敵から攻撃を受ける。その中で主要なものはクロタマゴバチであることは広く知られている。今回キイロタマゴバチの羽化が認められたことは珍しい例である。イスラエルの綿畑で大規模な調査が行われた例があるが、ヒメコバチ類、クロタマゴバチ類の寄生が認められているがキイロタマゴバチの例は無い。キイロタマゴバチが寄生することは重要な事実である。なぜなら、外国からキイロタマゴバチ類を生物農薬などとして導入する場合、捕食性天敵の卵に対する寄生性をチェックする必要が出てくるからである。

クサカゲロウ卵から現れたキイロタマゴバチの雄 クサカゲロウ卵から現れたキイロタマゴバチの雌