3種シロハモグリガの雄交尾器の構造

 昆虫の交尾器の形態が種によって異なることは広く知られている。これは交雑を防ぐ役目として納得できる。近縁種でも形態的に色や斑紋で区別できるホソガ類(Caloptilia spp.) の交尾器はほんの少しずつ形態が異なる。それでも生殖隔離の役目はしているに違いない。しかしシロハモグリガ類(Lucoptera spp.)のように形態や模様などでは区別が困難な近縁種(同属とされている)でありながら交尾器の形がすっかり違っているものはどんな解釈が出来るのだろうか? サルトリイバラシロハモグリ、ツルウメモドキシロハモグリ、ダイズシロハモグリガの三種について検証しよう。進化の時間的尺度ではこの三種の間にたくさんの絶滅種があったというのだろうか。

サルトリイバラシロハモグリ ツルウメモドキシロハモグリ ダイズシロハモグリガ