チャ害虫天敵のモニタリング(工場)


 広い地域における寄生蜂の発生状況を捉えるため、大型共同製茶工場の生葉管理室にウインドウトラップを設置し、寄生蜂の活動状況を調査する。生葉管理室には一方にしか窓がないため、摘採機で生葉と同時に運び込まれた寄生蜂はこのトラップに捕らえられる。寄生蜂の捕虫数に影響を及ぼす要因は複雑で変化が多いため、一日あたりのトラップ数から有益な情報を得ることは困難である。しかし、製茶期間を通じた総トラップ数からその地域での寄生蜂の状況、ひいてはその寄主への影響についての有益な情報をつかむ事が出来る。 例えば、地域によって異なるコカクモンハマキ寄生蜂三種の調査期間中の比率は、次世代のコカクモンハマキの密度差を推測する重要な情報と考えられる。

ウインドウトラップの構造