チャバネクロタマゴバチの雌雄産み分けの術

 チャバネクロタマゴバチはチャバネアオカメムシの卵塊(14卵が普通)のすべてに産卵するが、生まれてくる子孫の性比は1:13が多く、2:12の場合もある。 最初に生み込まれた卵が雄である確率が高いことは実験の結果からも証明されている(大野氏)。 なぜこのような産み分けができるのであろうか? その秘密はチャバネクロタマゴバチの受精嚢と産卵管の構造にある。 産卵管の出し入れによって精子の受精嚢からの移動がおきるので、最初の卵は受精していない。

クロタマゴバチの尾部、卵巣、受精嚢の
付属した産卵管
産卵管
受精嚢内部では精子の活発な運動が見られる 受精嚢、産卵管、輸卵管の位置的な関係