寒いテントで越冬するクロガネモチホソガ

クロガネモチは常緑広葉樹です。この葉の表面に薄い膜状に穿孔して越冬するハモグリガを仮にクロガネモチホソガと名前を付けました。分類の専門家の意見では”摂食部位が葉の片面に限られており,全層消費された部分が見あたりません.このような潜り方をするホソガ科はPhillocnistinae Oecophyllembiinaeである.寄主植物はEumetriochroa miyataiに該当するが,色彩が原記載と大きく違う.E. miyataiだったら越冬世代であれ非越冬世代であれ白い部分がもっと多い” とのことです。ということは日本での新発見ということになり驚きです。このサイズのホソガ類はほとんど調べ尽くされていると思っていました。一番意外に思ったことは表皮細胞しか餌にしない幼虫が越冬していることです。これは南方系の昆虫が進出してきていることを示すものではないでしょうか。このような点からも非常に興味のある虫だといえます。

クロガネモチ潜葉 クロガネモチホソガ幼虫 クロガネモチホソガ蛹
クロガネモチホソガ