オオハサミムシは天敵として重要か?


 ハサミムシはダンゴムシやクモ類と同じように枯れ葉の下や植木鉢の下で容易に発見できるおなじみの虫です。ダイズ畑でピットホ−ルトラップ調査をした結果でも落下捕虫数では断然トップでした。この虫はダイズ畑で何を餌にしているのでしょうか。室内で色々な昆虫を与えて捕食行動を観察する夏休みの宿題のようなテストをしてみました。ハサミムシは尾部のハサミを巧みに使って、活動している昆虫の幼虫・成虫を捕らえ、体液の豊富な腹部・幼虫全体を咀嚼し、食べてしまいました。その様子から、圃場では夜間に地面を走り回り、出会った鱗翅目幼虫や羽化直後の成虫などを中心に手当たり次第に捉えているのではないかと想像できます。ちなみにシロヒゲハサミムシというナシ園などに多く発見される種類では樹上に登り、ナシの表皮を囓り取るいたずらをします。このハサミムシも昆虫を捕らえるのかどうかはまだ確かめておりません。

オオハサミムシの捕食