糞でわかるミドリヒメヨコバイの活動

小さな虫や活発に動く虫はなかなか実体がわかりません。ミドリヒメヨコバイ類は人間が近づくと葉の裏に素早く隠れるような行動をします。また葉の色とよく似ているのでなかなか見ることができません。こんな虫が農作物に大きな害をするのですからたまりません。この虫が発生し始め、どれぐらい増えているのかなど通常は捕虫網を振って実際に虫を採取して調べます。しかしそのほかにも手軽な方法があります。ミドリヒメヨコバイは植物の汁液を吸収して養分をとるので絶えず小便をしています。雨滴にも及ばない少量ですが、多量の糖、アミノ酸を含んでいます。その排泄物をろ紙に受け,その後アンモニア性硝酸銀(5Nアンモニア+N硝酸銀の等量混合液)溶液を噴霧し,発色させ,排泄物数を記録することができます。
捕虫網で採集したミドリヒメヨコバイの成虫および幼虫を1頭ずつ茶葉に接種し,その下に径11cmのろ紙を24時間で1回転するよう設置し,1頭当たりの排泄物数および時刻別の数を記録する。日周変化は予想に反して少なく、脱皮時期以外にはほとんど4〜15分毎にI回ずつの排泄がみられる。しかし温度によって明らかな差があることがわかりました。

オレンジを加害するミドリヒメヨコバイ ミドリヒメヨコバイの排糞周期