アザミウマ類のかかる病気

 チャノキイロアザミウマは果樹において現在重要害虫となっているが、作物以外にも多くの寄主植物がある。 そのうちの一つであるアジサイに生息するこの虫の死亡要因を見ると、昆虫疫病菌の一種であるNeozygites属による死亡が、年間を通じて最も多く、次いで卵寄生蜂のアザミウマタマゴバチによる死亡が多い。ところが、ブドウ園におけるチャノキイロアザミウマの死亡要因はこの両者による死亡がほとんど見られず、ハナカメムシ、カブリダニによる捕食がわずかに見られる程度にすぎない。この差はブドウ園で使用される殺菌剤、殺虫剤によって主要な2種の天敵の活動が完全に阻害されていることを示している。その他にアザミウマ類がかかる病気としてはHirsutella thompthoni, Beauberia sp. Metharizium sp.などがある。

Neozygites Neozygites Neozygites Hirsutella thompthoni
Metharizium sp Beauberia sp. Neozygites Neozygites