農耕地の構造改善

農耕生態系と周辺の生態系の相互関係に着目した研究は古いテ−マではあるが最近急速に注目されている。捕食性天敵の相互関係については古典的手法を基に混作や輪作のマニュアル作製が試みられている。しかし寄生性昆虫についてはスケ−ルの大きな構想は少なかった。生物農薬の活用を目指したバンカ-プラント法、また土着天敵の有効利用のためのトラップクロップなどは発展的に農業生態系に着目したものである。周辺地域植生の改変や農業生態系の物理的な改善までを含む相互関係の利用が農業生産の安定化をもたらすという理念を持つことが望まれる。

関東地域の農耕地の景観と天敵類の行動能力
日本植物防疫協会 研究所圃場と周辺環境