コナジラミの天敵としてのタマバエ

コナジラミ類の幼虫は葉から養分をたくさん吸い取り、体表も柔らかいので、肉食性の捕食虫や弱々しい寄生蜂にとっては格好の餌なのです。タマバエもこのごちそうを見逃すはずがありません。コナジラミ類のコロニーが形成されると、その分泌する甘露を頼りにして成虫が産卵に集まります。タマバエ幼虫がコナジラミから吸汁する速度も速く、餌の消費量は多い。また蛹に口吻を突き刺し空中で吸汁する様子はこの虫の学名であるAsphondylia baca”baca=牛”のラテン名にふさわしい動きです。大変残念なことに、この天敵はコナジラミが多発してから集まるので、農業生産の場での実用化は期待できないのではないか?

オンシツコナジラミ幼虫とタマバエ幼虫 オンシツコナジラミ蛹を補食するタマバエ幼虫 タマバエ幼虫の繭作り
タマバエ脱皮殻 タマバエ雄成虫 タマバエ雌成虫