アケビコノハの模様と止まり方

エグリバ類に属する名前通り、昼は枝の茂みに止まっていて、枯れ葉と区別するのはなかなか熟練が必要です。ところがフラッシュ撮影をしてびっくりしました。翅の表面構造によって反射状態が違うためでしょう。捕食者にはどう見えるのでしょうか? 後翅の表面はオレンジ色と黒の派手な模様で驚くほどです。この蛾は夜間果樹園などに出没して収穫直前のナシ、モモ、リンゴ、ブドウなどの果汁を吸い取ります。原野でもノブドウ、アケビ、サルナシなどの果物が餌になります。夜間吸汁の姿勢は昼とはちがってムクゲコノハなどと同じように後翅が見えるような止まり方をしています。しかし、夜ですから派手な模様の意味がわかりません。昼捕食されそうになったとき威嚇のために一瞬使うためのものでしょう。

ススキに止まるアケビコノハ アケビコノハの後翅表面
枯れ枝に止まるアケビコノハ 左と同じもののフラッシュ撮影